野球の深みに嵌まっていく

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日本シリーズ第5戦寸評 両投手陣の好投と西川の一振り

今日は昨日と打って変わって、投手陣がここぞの場面で踏ん張って抑えるという引き締まったいわゆる好ゲームだった。ここ3試合は日本シリーズらしいゲームが出来ているなあといった印象だ。

試合を作った両投手陣の踏ん張り

今日は終盤まで投手が中心のゲームだった。特に広島ならジョンソン、日ハムならメンドーサだろう。

ジョンソンは中4日ということを感じさせないような要所を締めるピッチング。QSの意味で言えば一つの区切りである6回までしっかりと投げ切った。

メンドーサも加藤から交代した後、ストレート、変化球共に冴え渡り広島に傾きかけていた流れを完全に引き戻した。

他にも広島のジャクソンは一昨日昨日と打たれていたものの、今日は完璧にねじ伏せた。やはり胸に期するものがあったのだろう。

日ハムの谷元、バースもランナーを出しながらもしっかりと抑えた。

両チーム共8回まではどちらが勝ってもおかしくない流れだった。

西川のサヨナラ本塁打を生んだ岡のエキサイト

西川が見事なサヨナラ満塁ホームランを放った。このホームランを生んだ一つの要素の中に前打者、岡の死球に対するエキサイトがあると思う。

死球に対する激昴、これに関しては賛否両論あるだろう。私自身は賛成でも反対でもない。

しかしあの場面において有効な手段であったことは確かだ。激昴されて動揺しない投手などいない。それはあの場面の中崎も例外ではなかった。

結果として中崎の球は吸いこまれるように真ん中へ入っていった。

それに加えて、あの行動を見て何とも思わない打者もいれば、逆に意気に感じる打者もいる。

次打者であった西川は意気に感じた。そういうことだろう。

岡の激昴、これが西川の本塁打を生んだ一因だった。

ただ、この行動は見ていて気持ちのいいものではないという人も多い。私自身も因果のない場面でするような行動ではないと思う。

今後も議論の尽きない話題の一つだろう。

勢いに乗る日ハム、広島でも続けられるか

今日の勝利で日ハムが3連勝。しかも盛り上がりやすい終盤での得点での勝利だ。完全に勢いは日ハムだ。

しかしマツダスタジアムの雰囲気というのは、非常に独特だ。実際1、2戦目は日ハムは完全に飲み込まれていた。

日ハムとしてはその雰囲気を乗り越えられるか。

広島としてはその雰囲気にノッて、相手を飲み込めるか。

独特なマツダスタジアムの雰囲気が勝負を左右するだろう。